医師国家試験までの100日

地方の医学生。成績は下の中。114回国試に向けての記録です。MEC。

私的暇論のススメ

 

今更ですが、2019年の抱負をここに残しておこうかと。

自分のなりたい姿、目標など人に宣言したり、見えるところにあると叶いやすくなるらしいです。

今、はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」を読んでるので、はあちゅうさんの受け売りですが(笑)

 

①暇をつくる

ひとつめの目標は、暇を作るということです。

 

「暇」という言葉は、「暇人」とか「暇をもて余す」とか、悪い意味で使われがちで、

実際私も、スケジュールをギチギチに詰め込んでないと満たされないような人間でした。

 

次の日8時40分から1コマがあっても、深夜2時までバイトしたり、

休日には、9時00分から18時00分までバイトしてから、19時00分からまた別のバイト先に行くとか。

 

実家に帰省するときには会いたい人になるべく会うために、モーニング→ランチ→飲み会 と朝昼晩と別々の人とご飯したこともあります。

 

それはそれで、エネルギッシュに充実した日々を過ごしていたなとは思うのですが、

 

そんな日々を続けているといくら若いとはいえ、誰でも疲れてきます。

そして、だんだん手帳に書いてある本来楽しみにしていたはずの友人たちとの予定を「こなす」ような感覚になっていってしまったのです。

 

また、あまりにも空き時間のない日常を送っていると、日々の振り返りが全くできません。

私は本来、日記をつけることが習慣だったのですが、あまりに予定を詰め込んだ日々を送っていたせいで、日記を書く時間もなくなっていました。

というか、空き時間ができたときには、ここぞとばかりに睡眠につかってしまっていました。

 

 

私のスケジュール管理への意識が変わってきたのは今から約半年前。

5年生になって、実習が始まったあとのことでした。

 

実習は、順番に1〜2週間ずつ各診療科を回っていくのですが、その科によっては休日、急患のたびに呼び出されることもあります。

いつ呼び出されてもいいように、私はあえて予定を入れずにいました。

 

「暇」であることに背徳感があった私も、実習のために空けている時間ですから、バイトや友人との飲み会の予定がなくても、しょうがないと割り切れていました。

 

呼び出しがなければ、基本予定はなかったので、「暇」でした。

そんな日々は5年間の大学生活で初めてだったかもしれません。(笑)

 

そこで「暇」であることの良いところが見つかりました。

 

①気持ちに余裕が持てる

②お肌の調子が良い

③新しいことを始められる

 

です。

 

時間に追われてないと、身体的にも精神的にも余裕ができます。

それが、②の肌の調子にも結びつくのですが、

次の予定がある中で友人とお話ししていても、そわそわしてしまって、集中できなかったり、

逆に疲れた状態で友人とランチに行ってもしゃべりながら寝てしまうこともありました。(今考えるとほんとに最低ですよね。笑)

 

無理に予定を詰め込むことは自分のためにもならないし、なにより、私との予定のために時間を割いてくれてた友人にとても悪いと思いました。

 

バイトをしていないと、お金が入ってこなくて不安という気持ちもありました。(苦学生なので生活のためにバイトは必須だった)

でも、時間ができたことで、なんとかして別の方法でお金を稼げないかと考え、メルカリを始めました。

最初は出品や発送が慣れず大変でしたが、徐々に売るのも慣れてきて、今は月に1万円くらいの収入を得ています。(ほんとはもっと稼ぎたいけど)

1万円というと、時給1000円のバイトなら10時間分。

それに伴う疲労感のことなど考えるとメルカリで稼ぐ1万円は私の中で大きい収入です。

 

バイトして稼げばいいとひたすらに思っていた私に暇な時間は、少しだけ賢くスマートに稼ぐ方法をもたらしてくれた。

 

そしてなにより、気持ちに余裕があるときは、イライラしにくい。(私は結構短気なタイプ)

人にも優しくできる。

愚痴や悪口などのネガティブな発言も前よりだいぶ少なくなった。

 

「暇」って、意識的に作ることでこんなにも気持ちが変わるんだと。

 

今は、バイトや友人との予定を調整しながら、一番自分が生き生き余裕を持って過ごせるように、意識的に「暇」を入れています。

今年もこの習慣は意識して続けていきたいな。

 

長くなってしまったので、①の話はこのへんで。